TOP > 予防歯科

予防歯科

予防歯科とは

photo_01

歯が抜けてしまう原因はさまざまですが、特に多いのは虫歯と歯周病です。

これらの病気は細菌感染によって起こることがわかっているため、予防することが可能です。

しかし、日本では未だに虫歯や歯周病で歯を失う方が絶えず、平均して80歳の時点でわずか8本程度しか歯が残っていないのが現状です。

一方、歯の定期検診が一般的に行われ予防の意識も高い欧米では、80歳を超えても平均20本以上の歯が残っているのです。

80歳で20本の歯を残すためには日々のお手入れと定期的なメンテナンスが非常に重要です。口の中の健康を保っていくために、定期的に歯のメインテナンスに通院してもらうシステムが予防歯科です。むし歯になる前に定期的にメンテナンスを行うことで歯の様々な疾患を予防し、健康な歯を維持していきましょう。

PMTC

photo_02

歯科医院の技術と器材で数種類の洗浄剤や研磨材を使い、歯の表面の着色もふくめ、 お口の中を徹底的に衛生士がクリーニングする施術で、こどもから大人までできる最新のむし歯・歯周病予防法と言われております。

毎日の歯みがきや、スケーリング(歯石取り)では取り除くことができないバイオフィルム(むし歯や歯周病の元となる細菌)を除去することができます。

PMTCの効果

  • タバコやコーヒーなどの着色を綺麗に取り除き光沢のあるキレイな歯に。
  • 歯の表面を綺麗に研磨する事で歯石がつきにくくなります。
  • 口の中が清潔になる事で口臭予防にも効果的です。
  • 定期的なPMTCを行う事で虫歯や歯周病を防ぐことが出来ます。
  • 高濃度フッ素で、歯質を強化。ますます虫歯になりにくい歯に。
  • むし歯や歯周病の原因とされるバイオフィルムを除去
  • 歯の表面がツルツルになり爽快です。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素はむし歯に強い歯をつくる性質を持っています。このフッ素を定期的に歯に塗ることで歯質を強化します。歯に直接フッ素を塗るので、市販の歯磨剤よりも効率的に取り込むことが出来ます。

1.歯をきれいに磨いた後、エアーを吹き付けて歯の表面を乾燥させます。
2.脱脂綿などにフッ素入りの薬剤をしみこませ、歯に塗ります。
3.フッ素を歯に塗った後は30分ほどうがいや飲食をさけます。(たまったつばは吐き出してください。)

フッ素塗布後の注意

フッ素塗布は、歯をむし歯になりにくくするためのものです。但し、フッ素塗布を行ったからといってむし歯にならないとは限りません。フッ素は万能な特効薬ではなく、予防措置の一つであることを忘れないで下さい。 また、フッ素塗布後は、次のことに注意して下さい。

  • 塗布後、最低30分間は、うがいや飲食をひかえてください。
  • 年に2,3回定期的にフッ素塗布を行うようにしましょう。
  • 歯ブラシなどによるブラッシングケアーを忘れずに!!

位相差顕微鏡

photo_04

むし歯や歯周病は生活習慣病であると同時に細菌が引き起こす感染症です。

当院では3800倍の倍率の位相差顕微鏡を使用して、実際に患者様のお口の中の歯垢を採取し、その場で活発に動く各種の口腔内細菌を見ていただいております。

口腔内には常在菌もいるので細菌をゼロにすることは不可能ですが、各種細菌の中から虫歯や歯周病に関わる菌を減らして、低い細菌レベルにコントロールする事は可能です。

当院の予防担当の歯科衛生士が、患者様のプラークコントロールのお手伝いを致します。

位相差顕微鏡による歯周病検査

顕微鏡検査では歯周病菌やむし歯菌がほとんどの方に見られます。われわれは患者さんのお口の中の汚れをほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察します。

顕微鏡で見ることで、今現在の菌の状態を確認することができ歯周病になりやすいかどうか、今はどういう状態なのか、これからどういう状態なのか、これからどういう状態になっていくのかがわかってきます。さらに映し出された動画像を拡大表示する機能を用いる事で、治療効果のよりわかりやすい説明を聞く事が可能です。

当院は、歯周病治療に位相差顕微鏡を使い効果的に行っております。

位相差顕微鏡とは、鮮明画像で生きたままの口腔内の細菌を、患者さん自身が観察できるものです。また、パソコンに取り込むことによって口腔内映像や写真を、患者さんに説明することが出来、これによってしっかりとしたインフォームドコンセント(患者さんへの説明と同意を得る事)を円滑にし、共に理解を深める事が出来るのです。

生きたままの口腔内細菌観察が行えるので、患者さんは鮮明な画像を見ながらしっかりとした説明を受けることが出来、ご自身の口腔歯周病治療・予防に、しっかりとした処置をとっていくことができると思います。

トップへ戻る